大腸検査を受診
先日の鼻から入れるタイプの胃カメラ検査に引き続き、今度は大腸検査を受けてきました。
病院でも胃カメラだけというところが多かったりしますが、今回は同じところで両方の検査をやってくれるところを見つけたので、先生や看護師さんなど2度目は知ってる人になったので少し安心感がありました。
前日からの準備
胃カメラの場合は前日からご飯を食べないようにする位の準備でしたが、大腸カメラの場合は違います。
前日には事前に処方された液状の下剤を飲みます。
これが翌日早い段階で便となって出てきます。
そして、翌日飲む下剤がなかなかきついです。
2リットルのパックに粉が入っており、そこに自分で水をそそぎ、9時から11時にかけて10回に分けて200ccずつ飲む事となりました。
序盤こそ良いものの、だんだんと飲むのが苦しくなってきます。
味もレモン味がついていて飲みやすいものの、さすがにその量を飲むと段々、口が受け付けなくなってきます。
そして、飲みはじめて1時間、ひどい下痢になりました。
終盤は液体しか出ない程でした。
仕上げの浣腸
内視鏡を入れる前には、腸をからっぽにしなくてはいけません。
下剤のみかと思いきや、検査の直前に浣腸をされる事に。
1リットル位でしょうか。
単なるお湯といってましたが、大量の液体を注入されたのは初めてだったので、かなり不思議な感覚でした。
そして、看護師さんから「5分我慢するように」との指令が・・
恐らくすぐに出すと、奥からしっかり取れないんでしょうね。
そして5分経ってトイレに行く事に。
看護師さんからは、
「どんな便が出たかチェックするので流さないように」
と言われました。
大便の後に流さずに人に見られるというのも人生初です。。
実際出てきたのはほぼ液体でした。
少し黄色がかっていましたが、これは消化器官で分泌される液体の色らしく、透明にはならないらしいですね。(恐らくその色が大便の色を決定付けているのかと)
ついにカメラを挿入
事前処置を終え、診察台に寝ると、注射などの麻酔の処置がいくつか行われました。
痛みを抑える他に、腸の動きを止め、カメラで見やすくする為らしいです。
ちなみに、胃カメラの際にも同様の事を行い、胃の動きを止めましたが、十二指腸に到達するあたりで、麻酔の効きが落ちてきたのか、私の内臓は別の生き物の様にうねっていました。これでは、検査もしづらいですよね・・
そしてついにカメラを挿入!
最初は浣腸するのと変わらない感覚なのですが、徐々にお腹の中を違和感が襲います。
序盤はそこまで痛くもなく、体の中に浸入されてくる感覚がメインとなります。
そして、腸が曲がってるあたりで、結構な痛みが襲ってきました。
すると先生が手を止めてくれ、次に進むため、ゆっくりともう一度トライをします。
「次行きますよ!」
とか言ってくれれば、心の準備も出来るのですが、状況については説明がなく、
「黙って私に任せなさい!」
という感じでした(^^;)
痛いところを乗り越えると、痛みは収まりまた違和感が一杯になります。
胃カメラの時もそうでしたが、こうなると、なすがまま、完全に行動不能状態ですね。。
大腸の中をカメラが写真を撮りながら進んでいきます。
そして、一番奥まで到達すると、戻りながら再び写真を撮ります。
戻るスピードは結構速く、ちょっと驚きました。
スルスルと抜けていく感覚は、大便を長時間我慢した後に、やっと行ったトイレにも似た爽快感です。
行きはあんなに苦しかったのに、帰りは驚く程早く、短い時間で抜けました。
ちなみに、結果としては腸には異常はありませんでした。
腹痛の原因は胃カメラで判明した十二指腸潰瘍のみだった様で、ほっとしました。
検査後はふらふらする
前日の夜から物を食べないようにし、朝食も抜き、下剤で体の中をからっぽにした事もあり、検査後、かなりお腹が空き、喉が渇きます。
しかし、看護師さんより1時間は水も飲まないように、食事は2~3時間しない様にと釘をさされます。
恐らくは麻酔でしっかりと動いていない消化器官に物を入れると良くないからなのでしょうね。
ちなみに、水を飲めないというのは苦しかったですね。
下剤で体の中のミネラル分や水分が外にたくさん排出された事もあり、栄養不足とはまた違ったフラフラ感に襲われます。
この状態では車の運転とかはしない方が良さそうですね。
そして、検査後最初に飲んだ水、最初に食べたパンは至極の美味しさでした。
これに勝るグルメはないかもしれませんね。
しかし、なかなかハードな検査だったので、今後は1~2年に1回、胃カメラ、大腸カメラ検査をしようと思っていましたが、なかなか躊躇してしまう様な内容でした。
といっても地獄の苦しみというレベルではないので、一度やってしまえば、次は心の準備が出来て意外に楽なのかもしれませんね。
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